『道頓堀リバーフェスティバル』でブース展開。ここから世界へアピール!
千田さんはプロの料理人を支える老舗の千日前道具屋筋商店街の振興組合や、約300の商店街を束ねる大阪市商店会総連盟の理事長を務めていらっしゃいます。
この地で商売をはじめて、80年が経っていました。
さらにダンス、音楽のステージや文楽、お笑いなどの芸能をはじめ大阪の魅力を集約した『道頓堀リバーフェスティバル』も運営されています。
2016年に社団法人化して商店街から一般企業、ホテル、鉄道、行政と連携しオール大阪でやってきました。
「飲んで食べて」楽しく過ごすことが、病院で過ごす子どもたちや地域のこども食堂の支援活動になる、私たち『サンタバル』も、今回このイベントにブース出展させてもらうことになりました。
さらに地域の人とご縁を持っていただく。それは私たちと同じ考えなので、一緒にやろうとなったんです。私がこうした地域活性事業に多く関わるのも、大阪が「食・笑い・商い・文化・人」という、ほかにない魅力を活せてないと感じていたからです。2000年から「街づくり、人づくり、物づくり」を柱とした文化の再構築で、街の雰囲気を変えるところからはじめて、ようやく浸透してきた感じですね。商店街には歴史や文化、専門店としての知識があり、自分たちの街は自分たちで守るという気持ちでやっています。当時掲げたスローガンが「元気出せ大阪」、それが「元気でっせ大阪」「大阪から元気を」と、年を追うごとに街が成長しており、現在はコロナ禍以前の水準に戻りました。
それは凄いことですね。千田さんはインバウンドが盛んになる前から世界に目を向け、外国人観光客をターゲットに多くの取り組みをされてきましたよね。
音声ガイドで街を紹介しARで回遊して楽しんでいただいたり、最近はAirbnbやテンセントの関連会社と組み、Instagram、インフルエンサー、TikTok、レッド(小紅書)などを活用し多様性に富んだなんばの新たな観光を世界に発信しています。また国際観光都市をめざしているので、隅々の街で買物を楽しんでもらいたい。そこで「ええやん!大阪商店街」による「大阪府内136の商店街」をめぐる、デジタルスタンプラリーを開催予定です。今ある街の魅力を発信して、遊びに来られたいろんな国の人たちと普段着でつながる。文化ってそういうものだと思うんですよ。
『道頓堀リバーフェスティバル』では、大阪の中心ミナミから「大阪のええとこ」を発信できるよう、私も2日間サンタのコスチュームで頑張ります。